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原作者・ルネ=ダニエル・デュボワのコメント

私の人生において、偶然、まったくの無作為な状況で自分自身と対峙する事があると気づいた。
そうは言っても、それらは他の誰かよってまさに“ステージ”になっているように私には思われる。
例えば、1985年の秋、二編の私の戯曲がモントリオールで初めて上演された。
私はその状況を望みも計画もしなかった。それは、ただ起こった。
私はかろうじて30歳になっていた。
それから何年かが流れ去り、自分自身が直感の大きな波に運ばれていると気づいた。
私は直感に従い、その波にのり、最善を尽くし、溺れもした。
直感の大きな波に溺れ死にかけた事も数回あった。
しかし、少しずつ、少しずつ、私の世界のとても個人的なビジョンは、実体を表し始めた。
そして、今まさにこの時、私の世界で一巡が完結する。
”Being  at home with Claude"を執筆してから30周年にあたる今年、
2つのプロダクションで上演される。
一つは今秋、モントリオールの大きな劇場で、
他方は東京の青山円形劇場で。